­


大会内容

日 時

2015年5月23日(土)~24日(日)

会 場

香川大学 農学部キャンパス
〒761-0795香川県木田郡三木町池戸2393

日 程

詳しくは大会プログラムをご覧ください。

23日(土)

10:20~ 受付
13:00~ 公開シンポジウム
15:30~ 一般講演(口頭)
17:30~ 総会
18:30~ 懇親会

24日(日)

9:00 ~ 一般講演(口頭)
10:00~ ポスター講演
11:50~ 参加者写真撮影
13:00~ トビムシ同定実習
13:30~ エクスカーション

参加申込み

下のタブ「大会参加申込みについて」をご覧ください。
なお、23日(土)の公開シンポジウムは事前申込み不要、参加無料です。
トビムシ同定実習・エクスカーションは事前に申込が必要です。

公開シンポジウム「土壌動物の多様性と機能」

詳しくは公開シンポジウム案内をご覧ください。

日時

2015年5月23日(土) 13:00~15:00

場所

香川大学農学部 BW106

講演

青木 淳一(横浜国立大学 名誉教授)
「土の中の虫たちの多様性・働き・環境診断への応用」
森の中を歩いている時、地上の動植物は目につくが、今踏みしめている落ち葉の下に、どんな世界があるのか知る人は少ない。ここでは、ミミズ・アリ・モグラ以外にもたくさんの数と種類の動物が生息していること、かれらが生態系の中でどのような働きをしているのか、人間によって環境が変化すると土壌動物群集がどのように変化するか、かれらを生物指標として用い環境診断が行えることなどについて、わかりやすく話をする。

鶴崎 展巨(鳥取大学 地域学部)
「香川県とその周辺におけるザトウムシ相と地理的分化;日本でもっとも豊かな種数・環状重複・ミュラー型擬態」
四国はザトウムシや多足類など種々の土壌動物の分類研究の発祥地でここをタイプ産地とする種が多数ある。他の分類群は未確認だが,ザトウムシでは国内でもっとも豊かな種数を誇るのは四国で,県別種数は愛媛県が1位(30種),徳島県が2位(27種)である。香川県は25種で6位だが,種数面積関係式から予測される期待種数との比は1.92で全国最高である。香川県最高峰の竜王山は標高が1060mしかないので,これは意外とも思える数値である。この高い種多様性が四国で実現する理由を考えてみたい。また最近,竜王山のアカサビザトウムシで確認された環状重複や,ミツヅメザトウムシ科での同様の種分化パターンについても紹介する。

兵藤不二夫(岡山大学 異分野融合先端研究コア)
「同位体が解き明かす土壌動物の食性とその機能」
土壌は地球上で最も生物多様性が高い場所の一つである。その土壌において,一見同じような食物を利用している土壌動物がどのように共存しているのか,よくわかっていなかった。本発表では,近年急速に発展した同位体分析技術によって明らかとなってきた土壌動物の多様な食性とその機能について概説する。